天皇陛下は神の末裔?何故偉く尊いのか。日本の象徴の意味から「人間宣言」まで

信仰心浅い壮年神職でございます。

地底奥底にて荒ぶっているであろう我が信仰心を掘削するべく、スコップ片手に粉骨砕身の日々を送っております。

道徳感情論に則り、信仰心をもち、神様とともに幸福な人生を。

お米は神様からの贈り物。七人の神様が宿る瞬間と夢が叶う瞬間

神様への信仰もさることながら、忘れてはいけない存在があります。

それは「現人神(あらひとがみ、あきつかみ)」

この世に人の姿をして現れた神様

生きている人間でありながら同時に神様

などの意がございます。

そうです。我が日の本の国には現人神の存在がございます。

そうです。日本の象徴。神の末裔。我々が幸せに暮らせる日本のために日々祈りを捧げてくださる。

そう「天皇陛下」でございます。

天皇陛下バンザーイ

峰氏子
峰氏子

天皇陛下バンザーイ

氏子クロコップ
氏子クロコップ

天皇陛下って神の末裔なんでしょ?

そうですねー。日本初の歴史書である「古事記」から考えると天皇は神の末裔です。しかしそう考えると我々ほとんどの日本人は神の末裔ということになります。

科学の発展により人間は神が作りしものではなく猿から進化したものとの考えが一般的、もはや常織となっています。

宗教的な概念が薄れている現代、そしてそれがもっと加速するであろうこれからの時代に、日本とはどういった国なのか、日本の象徴とは、そして天皇とは。。。

これらをしっかり理解することにより、より日本を好きになり日本の文化に興味を持ち神社へ足を運んでくださる機会も増え皆様が充実したより良い日常を過ごされ神社に奉仕する我々も嬉しい

ザ・神道。陽の力のスパイラルですね。

氏子クロコップ
氏子クロコップ

みんなで上がっていこうぜ。ホワイトベースのように

天皇とは

天皇とは神話の時代から現代に至るまで常にこの国に存在し続ける存在であり、古来より日本を統治してきた一族です

それはただの一度も血が途切れることなく続き、最古にして最後の皇帝。

ラストエンペラー。天皇こそが日本なのです。

先ほど神の末裔と自分でも申し上げました。我々全ての日本人が神の末裔とも、、、

ではなぜ天皇が特別なのかと言いますと、それは八百万の神様の中でも最も尊いとされる三柱の神。その中の「天照皇大神」の直系の子孫だからです。

天皇の歴史

2019年に即位された徳仁天皇は126代です。

日本が始まって以来、一度も途切れることなく続いている天皇家。神話の時代から考えると2700年。実在が確かな仁徳天皇から数えても1700年の歴史があります。

古事記の中で天照大神の孫に当たる「天孫降臨」したニニギノミコト。そこから3代後に初代天皇である「神武天皇」が誕生します。先程の仁徳天皇が第16代なので、それまでの天皇は実在したかどうかもわからず、神話の域を出ません

特に第2〜9代の天皇に至っては妻の名前や没年齢以外の記録がなく「欠史八代」と呼ばれ、実在しなかったとの見方が強いです。

そこから各地の豪族に親戚を増やし最高神の末裔として日本を統治しつづけます

今でこそ天皇は誰も叩かず誰からも叩かれないそれこそ「神」のような存在ですが、昔は政治の中心で誰よりも力を持ち、日本を動かしていました

時代によっては力が弱まることもありましたが、足利尊氏や織田信長などの時代の権力者たちも天皇家を滅ぼさず、時には力を借りて戦いました。

天皇の尊さ

天皇とは日本人にとってどのような存在なのか。

何故尊いのか

先にも申し上げました通り、現代まで滅びずに存在している事自体に尊さがあるように思います。

他が武力によって日本を統治する中で、天皇は国民一人ひとりの幸せを祈ってきたのです。それは現在でも続いており、あまり公にはなりませんが一年のうちに何回もお祭りをし、国民の幸せ、国の平和を祈っておられます。

そして立場的には皇帝なのでローマ法王やエリザベス女王よりも偉いとされています。

言ってしまえば世界一です

日本の象徴

憲法の第一条第一項に「天皇は国の象徴であり」とあります。

若かりし頃に日本国憲法に触れた時は「天皇は日本の象徴なんだな〜」なんてただ漠然と捉えておりましたが、よくよく考えてみてもとても曖昧な表現にも捉えられます。

象徴=シンボル

企業のロゴマークであったり、ベンツのエンブレムとかそういったものでしょうか。

日本国憲法は日本が戦争に敗れ、その時にアメリカに作られたものなので原文は英語です。

The Emperor shall be the symbol of the state

shallが悪いことしてますね。

「天皇は国の象徴「であるべき」であり」となります。

敗戦後、起訴は免れたもののGHQによって政治的権力を剥奪されました。アメリカが示したかったのは「象徴である」ではなく「象徴でしかない」なのかもしれません。

この日本国憲法が施行されたのが1947年。

その一年前の元日、終戦から半年。昭和天皇から国民に向けて勅書が発行されます。

俗に言う「人間宣言」です。

人間宣言

私とあなたたち国民との間の絆は、いつもお互いの信頼と敬愛によって結ばれ、単なる神話と伝説とによって生まれたものではない。 天皇を神とし、または日本国民は他より優れた民族だとし、それで世界の支配者となる運命があるかのような架空の概念に基くものでもない。

“ウィキソースより引用”

原文は難しいので現代文で引用しました。

私は令和4年の桜が散り、梅雨を目前に控えた今を生きています。

天皇陛下が人間ではないと思ったことは一度もありません。

昭和21年に生きていた人たちはどうだったのでしょう。テレビもなく新聞に写真も載らず化学も今ほど発展していない時代に、天皇を神様だと思っていた人がどのくらいいたのでしょうか。

この人間宣言はGHQの意向によって発布されたものなのでそこに米国の意図があったことは確かですが、この人間宣言は大変な混乱を招いたのか。

「天皇家は今まで私達を騙していたのか。」と怒り出した人もいたでしょう。

しかし私が個人的に思うには、皆さん心のなかでうっすらわかっていた事を天皇陛下自らに肯定していただいて良かったんじゃないかなと思う次第であります。

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